リノの使い魔 ~OTKエルフ構築編~
どうも、おはこんばんちわ。セシリアです。
少し前までの環境では多くいたOTKエルフというデッキについて、最近ではその構築も人それぞれで、コンセプトがずれたりデッキ崩壊にまで至る人もちらほら見えるのでこのあたりで自分なりに語りたいと思います。
まずは、デッキの根幹となる部分について。
スタンダード(何をスタンダードとするかにもよりますがこの場合は従来のコンシード寄せタイプとします)なOTKを組む場合、ほとんどの場合この25枚は確定として入ると思います。
ここから相性のいいカードを付け加えていく作業が始まるのですがその工程を書くと長くなるので割愛。
そして僕なりに組んだ結果がこちら。
じゃん!!!
(※左に導きが3枚見切れています。)
と、いきなりこんなデッキを出されてもなんのこっちゃだと思うのでまずはカードの採用理由をまとめていきます。 (数枚は割愛します。)
茨の森
アグロ寄せOTK(後述)にはよく入っているこのカード。僕はスタンダードなOTKにピンで入れています。
◎強いところ
- 炎精の森やフェアリーサークルなどの低コスフェアリー生産カードとの噛み合いがよく、序盤のテンポが取りやすくなる。
- セルウィン起動用のフェアリーを確保できる。
- 上手く使えばフィーナなどがフルスタッツで立つ。
(5/6スタッツは相手からすれば非常に取りにくいですね。)
◎弱いところ
- 直接打点が出るカードではない
以上の事柄からピンで入れておくと便利なカードとして捉えるのがいいでしょう。別になくても構わないと思います。
妖精のいたずら
用途は導き、対空に続く低コススペルバウンスの7枚目、あとは擬似確定除去です。アルヤスカなどの大型守護を抜きながらリノリーサルを決めることもできます。
2コストと導きや対空と比べると1コスト重いので、回しているとPP的な噛み合いが悪くなることがありますが何かと便利なのでピンでの採用です。
大魔法の妖精・リラ
WLDでの実装時からずっとOTKに入れてるスタメンです。一回限りの大型確定除去ができ、手札を減らしながら3で置くことのできる、テンポを取るには最強クラスのカードです。1/4というスタッツで2コス3点除去でやられないのもいいところ。また性能的に非常に場残りしやすいのでOTKに必要なあと1点、2点を予め削ってくれます。後攻でも4ターン目に進化顔面で3点削れるのでかなり有能。
(一応書きますがOTKというデッキは序盤にどれだけ相手の体力を削れるかで難易度が変化します。このカードはそのOTKの難易度を下げてくれるカードでもあります。)
神殺しの狩人・セルウィン
確定枠に 入れましたが一応。手札を減らしながらアクセラで2コス3点除去ができるのはもちろん、本体も優秀。2プレイで4点除去+守護、4プレイでさらに2点AOEをばらまく3/5守護。フェイス系やミドネクなどに対しては盤面の制圧勝ちが可能です。ヘルスも5なのでヘクターのゾンビ1体だけでは取ることができません。コンシードプランができるカードです。
よく、セルウィンのために0コスを切っていいのか、と言う人がいますが構いません。コンシードプラン=ターンを引き伸ばすということであり、PPが増えるということでもあります。つまりは0コスを多く使わなくても十分にOTKできるPPに達するということなのです。また、MAXセルウィン起動後の盤面を完璧に返される場合もあまりなく、残ったフォロワーで顔面を殴って削ることもできます。(できる限り0コスの節約はしますがセルウィン起動のために躊躇しすぎるのは×。)
森の意志
ランダム除去兼擬似AOEです。セルウィンが間に合わない場合の小型展開に対してやバロンなどの選択不可フォロワー、潜伏を取る手段として使います。フルハンドであればケルベ進化も返せますが打った後に基本はこちらも空盤面になるのは弱いところなのでピンでの採用です。
さて、一通り採用理由も書き終わった上で、次はこのカードに焦点を当てていきたいと思います。
ファンファーレでリノを確定サーチし、ラストワードで高コスト枠を加える新リザですが、その高コスト枠も人によって違うようなので少し。
候補として上がるだろうはこの3つ。
クリスタリア・エリン
耐久力抜群のこのカード。高ヘルス守護で回復もしてエンハンスでは進化権も回復できるこの一枚。OTKエルフでは有効な遅延戦術が取れます。実質託宣ですね。
ユグドラシル
ドレインで回復しながらチョイスしたカードを加えることが出来ます。怒りを取ることはあまりないので万象について。
万象の加護は2ドローしながら2コストでプレイ数を3稼げます。これにより8T目などにバウンスを持っていなくても0コス一枚+リノ三枚で567の18点、進化込みで20点を出すことができます。0コスが二枚あれば進化権がなくても21点を出すことができます。
またパーツを引ききれていなくてこのターンに決めないと負ける、といったような状況でも運がよければその2ドローでパーツを引き込みながらOTKできることもあります。
さらに、万象+何か1枚でリソースを補給しつつセルウィンが簡単に起動できるようになります。
翠嵐の斧使い
僕は採用していませんが採用している人も多くいるこのカード。6/5突進で圧をかけつつ継続二点でリノリーサルの補助役的なカードです。ビショップ対面ではそこそこ強いですが環境的にビショップが減っていることとフェイス系やネクロ対面ではほとんど役に立たないので微妙なカードだと思います。
以上のことを考慮するとリザの高コスト枠はエリン1ユグ1、またはユグ1のみがいいと思います。自分も一時期は翠嵐を入れてましたがあれはダメだ。最低値が下がる。
そして少し話を変えましょう。アグロ寄せOTKというものがあります。
フィーナを入れずにゴブリンやNの2コスフォロワー、ビートルウォーリアーを入れ、リザのラスワで翠嵐のみを確定サーチするタイプのOTKです。
正直な話、僕はこのタイプのOTKを弱いと思っています。なぜならこのタイプのOTKはアグロプランとリノセウスプランがどちらも中途半端になってしまうからです。アグロにするなら使役者や調べを入れたほうが強いですし、OTKにするならフィーナを入れたほうが強いです。
またそのデッキにはリノセウスが実質6枚(リノとリザ)しか入っていなく、フィーナもないので妖精花やアリアがない場合、0コスの枚数が枯渇してリノセウスプランが安定しなくなります。それでも勝てると言う人、それ、もうほとんど勝ち方がアグロエルフですよね?
それならばやっぱりどっちかに特化させたほうがいいと思います。
まあ個人的な見解なので悪しからず。
最後に
今の環境でOTKエルフを使っている人は少ないです。それなので、このブログを読んでOTKエルフを知ってもらい、使用者が増えたらいいな、と思っています。
プレイングは難しいですが使いこなせさえすればアンリミテッドでの最強デッキだと思っています。
このALT環境で僕はGMまでOTKエルフ一本で駆け上がりました。その時の勝率です。
こんなに安定して勝てるんだから弱いはずがない!!
プレイングなどについてはまた次回のブログで紹介したいと思います。見苦しい文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。